理事長インタビュー

貴院はスポーツ歯科を一つの柱として提供されています。現在、マウスガードが普及しているスポーツを教えてください。

ラグビーやラクロス、空手、ブラジリアン柔術は必須です。また、2017年3月から透明・白なものに限り柔道でも使用可能になりました。試合中の使用が禁止されている競技でも、練習中に装着することで安全面での効果があります。私自身、高校生の時に柔道の練習中に前歯を二本折ってしまいました。治療後、大学まで柔道を続けましたが、相手と口が接触すると恐怖感がありました。安全面はもちろん、安心して練習や試合に取り組むためにも、マウスガードの使用をおすすめしております。小児治療・歯並び矯正でお口の中の環境を整えた後、スポーツが好きでご希望の方のお口の怪我防止に努めるのが理想です。

金子 孝彦 理事長

金子 孝彦 理事長

マウスガードの材質はどのようなものなのでしょうか?

プラスチックの種類により硬さや薄さが変わるため、競技によって薄さや形を調整します。例えば、バスケットボールではフィジカルコンタクトがあまり多くないガードなどのポジションの場合はナイトガードに近い形で作製します。

院内で制作したマウスピース

マウスガード使用のデメリットについて教えてください。

主に話しづらい、息がしづらいなどのデメリットがあります。実際、「効果があるのなら使用するが、そうでないのなら使用しない」という声が多くあります。例えば、ラグビーでスクラムを組む時にマウスガードを使用すると筋力が向上するという発表がありました。また、あるプロゴルファーが試合中にマウスガードを使用したところボールが飛び過ぎて使用禁止になった例がありますが、あくまでスポーツ歯科医学会では選手の怪我防止をマウスガード使用の一番の目的としています。日本の女性はお口が小さいため慣れるまでは裏あごの部分はカットして慣れてきたら大きくするなど、一人ひとりに合わせた形での作製が重要です。

前側から見たマウスピース

マウスガードの作成以外にスポーツ歯科で行う治療について教えてください。

食事指導、むし歯や歯周病の治療・予防も行います。トップアスリートの方は食事回数が多いため、一般の方と比べて治療リスクが高まります。最近の研究では、可能な限り治療せずに、矯正治療で咬み合わせを整えることでパフォーマンスが向上すると言われています。

スポーツ用にカラーリングしたマウスピース

貴院には、常勤・非常勤を合わせて歯科衛生士が6人在籍していますが、これは一般歯科だけでなく小児歯科やスポーツ歯科に力を入れるためでしょうか?

はい。最小限の治療・予防と子どもの頃からの栄養指導教育を行い、成長すればマウスガードで歯を守り、できるだけ治療をせずに口腔内を健康に保ち続けることを目標としています。

治療風景

治療風景

先生は大学で口腔細菌学を学んでいらっしゃいましたが、貴院の滅菌・消毒体制について教えてください。

原則として、滅菌できる器具などは滅菌し、できない紙コップなどは使い捨てにしています。当院は、内部を2回真空状態にして完全に滅菌するクラスBタイプ、カセットのSタイプ、一般的なNタイプの3種類のオートクレーブを取り揃えています。感染の危険がある病気をお持ちの方もいらっしゃるので、医療従事者としては当然のことですが細心の注意を払って行っています。

食事指導はどのようにして行われているのでしょうか?

例えば、朝食で菓子パンを食べる人には、バイ菌の量を減らすために食前に歯磨き粉をつけずにブラッシングしていただくようお願いしています。バイ菌の量を減らすことで、出る酸の量も減るため、予防効果があります。また、砂糖の摂取量が多い人は歯と歯の間にプラークがつきやすいため、フロスの使用をおすすめしています。極端なことを言ってしまえば、一切砂糖を取らなければむし歯にはなりません。食事に気をつけなければ、きちんと治療してもむし歯が再発してしまう可能性が高くなるため、栄養・食事指導は非常に大切です。

貴院の訪問歯科について教えてください。

訪問歯科専任希望の歯科衛生士が2人在籍しており、彼女を中心に地域の高齢の方々の口腔ケアに努める予定です。

貴院の審美歯科について教えてください。

むし歯治療や矯正治療で口腔内の機能性を整えた後、審美性での向上もご希望の方にホワイトニングをおすすめしております。

越谷市で歯科医院をお探しの方へ、一般歯科、予防歯科、矯正歯科、インプラント、歯周病治療など様々な治療に専門的にお応えする西方ファミリー歯科は土日も診療を行い通いやすくしっかりとした治療を行える歯科医院です。