歯周病治療

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歯周病で歯を失わないために!!

「痛みが無いのが、歯周病の最大の特徴です」この言葉を歯肉に炎症のあるすべての方にお話ししています。レントゲン写真も勿論参考になりますが、実際には歯周ポケットの深さと歯肉の炎症の程度が歯周病の進行度を決定します。こちらも口腔内写真を撮影いたしまして、ご確認をいただいています。特に最初の状態を記録しておくことは、5年後、10年後には、ご自身にとって大切な資料となります。「月に1度、来院できる方は歯周病の進行を止めることあるいは治していくことが可能となります」お忙しい方も是非、歯科衛生士にご相談ください。「歯周病の通常の治療には、咬みあわせの調整が必須です」これは、咬みあわせの状態と咬みあわせに関する筋肉の状態を確認しなければ歯周病はよくならないことを意味しています。

治療症例

治療症例

左:2017年 右:2005年

治療症例

左:2016年 右:2005年

治療症例

便宜バツズイ後の骨再生
左(便宜バツズイ後):2017年
右(初診時):2006年

歯ブラシの選定と回数が、
むし歯予防とは異なる

むし歯予防の歯ブラシは、ブラシの長さが短く硬いものになります。また、就寝時には唾液量が減るため、就寝前のブラシが重要となります。歯磨き粉もフッ素入りをお勧めします。歯質強化と殺菌効果があります。またフッ素は必須栄養素としても必要な成分です。夜の就寝時の他には、朝の朝食前の空磨き(歯磨き粉をつけない状態でのブラッシング)出かける前の空磨きが大切になります。朝食の種類や出先での食事内容にもよりますが、むし歯菌の量を減らすことによって食後のむし歯菌の酸産生量を減らします。一方、歯周病の予防では、ブラシの硬さはふつうで毛先は、少し長めです。歯ブラシを行う時期は、1日のうちで何時でも構いません。寝る前に時間が取れなければ、昼でも朝でも1日1回プラークが除去できていれば歯周病は、進行しません。只、1度に全体を綺麗に磨くのは難しいため、2回、あるいは3回と分けて磨くことをお勧めはしておりますが、原則は、1日1度です。磨くときは、歯牙部分を7割くらいで歯肉の境目を3割くらいで磨く意識が大切です。歯肉の境目ばかりを意識して磨くと必ず歯肉を傷つけてしまいます。

歯周病菌とのバランス
(菌Aが居なくなると菌Bが増えてしまう)

歯周基本治療の弊害(急激に進行する歯周病など)

お口の中は、雑菌が居ることで、他から菌が入ってこないようにバランスをとっています。頻度はかなりまれですが、治りにくくて進みが速い歯周病でも同様にバランスをとっていますので、歯周病に通常のように歯石をとると、菌のバランスが崩れて悪化することがあります。其の場合には、飲み薬も必要となってきます。

歯ブラシ時には、原則として出血させない
(免疫機能が正常ならあえて出血させる)

基本的には、ブラッシング時の出血はよくありません。出血を起こすと小さい血管が破れているということなのでそこに菌が入り込み体にもよくありません。其の場合は、歯ブラシの毛先の柔らかいものを使用します。ある程度は、それで対応できますが、あまりに炎症が強いと軟らかい歯ブラシでも出血を起こします。そうすると、毛筆の筆のような柔らかさのものを使わなければならないので現実的ではありません。人の体には、免疫機能が備わっていますので、体調が問題なければ多少の出血は免疫機能がカバーしてくれます。体調が悪いときや、ストレスが大分かかっているときは、免疫機能が落ちてしまいます。其のときは、体調が回復するのを待ってから本格的にブラッシングを再開します。

糖尿病との関連

歯周病は、糖尿病の第6の合併症といわれています。色々な因子で糖尿病の方において歯周病が多発しています。日本でも世界的にもⅠ型糖尿病、Ⅱ型糖尿病の方々にともに歯周病の有病率が高いことがわかっています。また、重度歯周病を有する糖尿病の方で糖尿病腎症、虚血性心疾患、総脂肪量が増加することが分かっています。詳しい内容は避けますが、様々な研究からも定期的に口腔状態を評価していくことはとても大切なことはわかってきています。

歯周病は全身に影響を及ぼします

歯周病は全身に影響を及ぼします

歯磨剤は無くても良い

歯周病の治療中の方は、1日に1回綺麗に磨ければ大丈夫と言いましたが、そのときには、歯磨剤はなくても問題ありません。茶渋などの着色が気になる方は、歯磨剤の使用は必要となります。プラークを落とすことと歯周ポケットの中に酸素の嫌いな菌を撃退するにはある程度時間がかかります。歯磨剤をつけると長い時間は磨いていられません。歯周ポケットに毛先を差し込んで震わせるように磨きますので歯磨剤があると見にくくなりかえって磨けません。当院では、最初に歯磨剤を使用して着色などを取り除き、その後、唾液と一緒に吐き出してからまた磨くように指導しております。むし歯予防にはフッ素入り歯磨剤は、欠かせません。米国の大学で正式なフッ素入り歯磨剤の使用方法の論文が出ている位大切です。使い分けが大切です。

歯周ポケットに対するブラシの仕方や
最後臼歯の遠心の磨き方など

歯周ポケットに対するブラッシング方法は、毛先をポケット内に差し込んで震わせる(振動させる)方法を推奨しています。理由は、ポケット内部には、酸素の嫌いな菌が体液の中に潜んでいます。そこに酸素を入れ込んで菌を撃退するのと同時にポケット周囲のプラークも落とします。特にポケットが深い所をメインに行っていただくのでそれほど時間はかかりません。また、健康な方でも上下の奥歯の奥は、磨きづらい場所となります。磨き方としては、上の奥歯と下の奥歯とでは異なります。ポイントは頬側からかみ合う面側から(前から)内側からの3方向から磨く必要があります。他がきれいでも大抵は汚れが残っています。完璧に汚れを落としたい方は是非、挑戦してみてください。