講演アーカイブ
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【2026年 講演スケジュールのお知らせ】
西方ファミリー歯科の理事長の金子が、今年も越谷市の皆様に向けて登壇いたします。 ぜひ会場へお越しください!
•2026年6月7日(日):越谷市保健センター内 歯科フェスタ 12時15分~13時30分予定
(テーマ:むし歯について、歯周病と全身疾患、オーラルフレイルの3本立て各25分程度なのでお好きなテーマのみ聴けます。)
•2026年9月24日(木):越谷市 市民向け講演会
(場所:越谷市保健センター/詳細は後日お知らせいたします)
フォレスト浦和にてご入居のご利用者様への
口腔ケアをテーマに施設スタッフ向けに講義を行いました。
介護現場で役立つ実践ガイド
講義日:2025年
PART 1:>命を守る口腔ケア ―
誤嚥性肺炎のメカニズムと予防の重要性
【概要】
日本人の死因の上位に挙がる「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」をテーマに、お口の汚れが肺に入るリスクや、逆流性食道炎との関連性について解剖学的な視点から解説します。
【講義のポイント】
- 「老衰」と「肺炎」の深い関係
近年の統計データから、身体機能の低下が肺炎を引き起こすリスクについて。 - 食べなくてもケアが必要な理由
経管栄養の方であっても、お口の自浄作用を維持し、細菌を肺へ送らないためのケアが不可欠であること。 - 「破壊」と「回収」の徹底
ブラッシングで細菌(バイオフィルム)を壊すだけでなく、ウェットティッシュ等で確実に「拭き取る(回収する)」重要性。 - 食前ケアのメリット
成長ホルモン「グレリン」の分泌を促し、食欲増進と安全な飲み込みを準備する効果。 - 認知症の方への対応
ケアを拒否されないための「習慣化」のコツと、お口の中のトラブル(出血・腫れ・義歯の不具合)を早期発見するチェックポイント。
PART 2:実践!プロが教える口腔ケア ―
お口の評価と6つの基本ステップ
【概要】
誰でも客観的にお口の状態を評価できる指標「OHAT(オーハット)」の活用法と、粘膜を傷つけず効果的に汚れを落とす「6つの工程」を実演を交えて解説します。
【講義のポイント】
- お口の健康診断「OHAT」
専門知識がなくても、唇・舌・歯肉・唾液の状態などを3段階で評価し、ケアプランに活かす方法。 - 口腔カンジダ(真菌)の怖さ
舌の白濁(カビ)を放置すると内臓疾患につながるリスクと、その見分け方。 - 口腔ケアの6工程(基本ケア)
1.粘膜保湿 2. 乾燥汚れの加湿 3. ブラッシング 4. 粘膜清掃 5. 汚れの回収 6. 仕上げの保湿 - 乾燥汚れへのアプローチ
こびりついた汚れを無理に剥がさず、保湿剤で「ふやかして取る」ワンポイントアドバイス。 - ケアをスムーズにする技術
誤嚥を防ぐ30度以上の姿勢維持や、口が開きにくい方へのリラクゼーション・マッサージ(Kポイントの活用)。
PART 3:現場の悩みを解決 ―
ケアの拒否・ドライマウス・入れ歯管理のコツ
【概要】
口腔ケアを嫌がる方へのコミュニケーション術や、高齢者に多いドライマウス(口腔乾燥症)の対策、そして意外と知られていない入れ歯の衛生管理について詳しく解説します。
【講義のポイント】
- 「痛くない」ケアのために:
口を開けてくれない理由の多くは「痛みや不安」。スキンシップとマッサージから始める導入の重要性。 - ポジショニングの工夫
利用者様の状態に合わせた「前からの介助」と「後ろからの介助」の使い分け。 - ドライマウス(口腔乾燥症)対策
唾液分泌が1/7に減る高齢者のための「唾液腺マッサージ(耳下腺・顎下腺・舌下腺)」と保湿剤の正しい使い方。 - 入れ歯(義歯)の正しい洗浄法
水洗いだけでは落ちない「ぬめり(真菌・カビ)」の正体と、酵素系洗浄剤の効果的な併用手順。 - 紛失・取り違えを防ぐ管理術
100円ショップのアイテム等を活用した、衛生的で機能的な歯科用備品の管理アイデア。 - 開口困難な方へのテクニック
顎下の筋肉(顎二腹筋)のマッサージや、割り箸とガーゼを活用した「開口保持」の工夫。
PART 4:【完結】高度な開口介助と疾患別アプローチ ―
現場の「困った」を解決するプロの技
【概要】
脳血管障害やパーキンソン病など、疾患による開口困難がある方への専門的な誘導法や、万が一のトラブル(噛み込み)への対処法を伝授します。
【講義のポイント】
- 疾患に合わせた開口誘導
パーキンソン病や脳血管障害の特性を理解した「顎下(あごした)」や「Kポイント」への刺激法。 - 噛み込みトラブルへの対処
ケア中に口を閉じてしまった際、無理に引き抜かず、脱臼や歯の破折を防ぐための安全な解除手順。 - ガムランビング(歯肉マッサージ)
指を使った優しいマッサージで口周りの緊張を解き、自浄作用とリハビリ効果を高める臨床テクニック。 - リステリン(ノンアルコール)の活用
頑固なバイオフィルムへの浸透・殺菌効果や、口臭改善によるケアの質向上。 - 多職種連携の重要性
歯科医師・歯科衛生士と介護スタッフが協力し、日々の継続的なケアで入所者様の健康を守るという総括。

