2026/05/07
こんにちは。西方ファミリー歯科の理事長、金子です。
越谷にお住まいの皆様への連載第4弾の今回は、お口の健康が「腸内環境」や「免疫力」、さらには「心の健康」にいかに影響を与えるかというお話です。
1. お口の細菌が「腸」を汚し、免疫を下げる
お口の中には数百種類、数千億個もの細菌が住んでいます。歯周病などで炎症があると、この汚れた細菌を毎日飲み込み続けることになります。これが腸に届くと、腸内細菌のバランスが崩れ、免疫力が低下するだけでなく、なんと「ビタミンB6」の生成まで妨げてしまうのです。
2. セロトニン(幸せホルモン)とお口の関係
ビタミンB6は、脳内の「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンを作るために欠かせません。つまり、お口の中を不潔にしていると、情動の安定やアンチエイジング、認知症予防に役立つセロトニンが作られにくくなってしまうのです。「心が健やかであるためにお口を磨く」、これは医学的にも理にかなった考え方です。
3. インフルエンザ予防には「歯磨き」が不可欠
インフルエンザウイルスが喉の細胞に侵入する際、ある「酵素」が必要になります。実は、歯周病菌はこの酵素を活発にさせ、ウイルスを細胞に入りやすくさせてしまうのです。介護施設でのデータでは、口腔ケアを徹底したことでインフルエンザの発症率が大幅に下がったという実例もあります。
4. 今すぐできる「あいうべ体操」のすすめ
`ウイルス感染やドライマウスを防ぐ鍵は「鼻呼吸」です。口呼吸を改善するために、当院では『あいうべ体操』を推奨しています。5. まとめ:プロのケアで「魔王」を撃退
歯周病菌は、いわば「細菌界の魔王」です。これらは薬だけでは完全に除去できず、毎日の丁寧なセルフケアと歯科医院でのプロフェッショナルケアを組み合わせるしかありません。皆様のウェルネスライフを守るため、ぜひ定期的なメンテナンスにお越しください。
動画では、ウイルスの感染メカニズムなどもアニメーションで分かりやすく解説しています。ぜひご覧ください。
【動画はこちら】越谷市市民向け講演会 パート4(腸内環境・インフルエンザ・あいうべ体操)
